割れた末に、逢えなくしたのは誰?
2005年12月5日 映画ゴタク瀬をはやみ 巌に急かるる 滝川の
割れても末に 逢わんとぞ思ふ
★(今度こそ)第2回ネタバレ御構い無し映画レヴューまとめ書きスペシャル第2弾★
11/2 「春の雪」
最初に一言。
予告の作り方が悪いよ。
何の予備知識も無く(当たり前だ)、他の映画を観に行ったひとは、
あの予告を見て、こういうストーリーを思い描くはず。
「幼馴染で、いつしか惹かれあう侯爵家の子息と伯爵家の令嬢が、
宮家からの求婚という横槍に阻まれ、引き裂かれてしまう物語」だと。
違います。思いっきり違います。
侯爵家の子息として何不自由無く育った我侭息子松枝清顕(まつがえきよあき)。
幼馴染の没落貴族、伯爵家の令嬢綾倉聡子(あやくらさとこ)が
自分に惹かれているのをいいことに、
聡子の将来を滅茶苦茶にした挙句自分も自滅する物語です。
…他に語ること? …無いような。←オイ
というのはあんまりなので、もう少し粗筋をば。
侯爵松枝家の令息清顕は、何不自由なく育ったが故、少々我侭でひねくれ者。
幼馴染の侯爵綾倉家の令嬢聡子が自分を盲目的に慕ってくれるのも
天邪鬼な気質が災いして受け入れられない。
清顕は何とかして聡子を他の男とくっつけようと画策するも、
聡子にはそんな態度が全て清顕の奥底にある聡子への気持ちだということは
お見通しで全て失敗。
ある雪の日、聡子に誘われて雪見の馬車に乗った清顕。
聡子に誘われるようにくちづけするも、そんな自分にも腹立たしい。
やがて父親松枝侯爵主催の舞踏会で、宮家の三男が聡子を見初める。
清顕の気持ちを確かめたくて聡子は何度も手紙を認めるが、
天邪鬼な清顕は返事をすることが出来ない。
そして聡子に届く宮家からの勅許。
聡子の将来は決まってしまった。
聡子が手の届かない存在になる。
そうなって初めて、聡子への気持ちに気付く清顕。
以前に届いた聡子からの手紙を楯に、強引に関係を結ぶ。
何度も関係するうちに、聡子に妊娠の兆候が…
慌てる周囲の大人達。
聡子は最後に清顕に会うことも叶わず、大阪へ堕胎するために旅立ってゆく。
松枝家執事、山田の取り成しで新橋駅を駆ける清顕。
聡子の名を叫びながら追いすがる清顕に、
聡子は一枚の百人一首の札を渡すのだった。
「少し」じゃなくなっちゃった(汗)
この後、奈良に立ち寄った聡子。
清顕に二度と会えず、子供も殺されてしまったことに絶望し、そのまま出家。
ようやく追い縋る清顕だったが、その体は既に病が進行していた…
なんだかね。
綺麗なストーリーのように見えますがね。
アンタが最初ッから聡子に好きだと言っておけばこんなことにならんかったんだよ。
アンタの我侭で聡子は二度と俗世に戻れず、アンタも死んで家も台無し、
宮様だって世間的に大恥曝しさ。
…としか思えなかったよ。
上映時間長くて腰とシリが痛かったし(涙)
原作では、清顕が死んだ後のストーリーが続きます。って読んで無いけど(苦笑)
映画では縮小された友人・本多が、「その後の清顕」を見届ける、
重要な役割を果たしているそうな。
やっぱね、
四部作は四部作だから意味があるんだよ。
一部だけを切り取って完結、ってのは無理があるんだよ。
納得行かないトコ多過ぎだもん。
まー、アレです。
行定サン御自慢の綺麗な映像だけ楽しんで下さい。
では♪
割れても末に 逢わんとぞ思ふ
★(今度こそ)第2回ネタバレ御構い無し映画レヴューまとめ書きスペシャル第2弾★
11/2 「春の雪」
最初に一言。
予告の作り方が悪いよ。
何の予備知識も無く(当たり前だ)、他の映画を観に行ったひとは、
あの予告を見て、こういうストーリーを思い描くはず。
「幼馴染で、いつしか惹かれあう侯爵家の子息と伯爵家の令嬢が、
宮家からの求婚という横槍に阻まれ、引き裂かれてしまう物語」だと。
違います。思いっきり違います。
侯爵家の子息として何不自由無く育った我侭息子松枝清顕(まつがえきよあき)。
幼馴染の没落貴族、伯爵家の令嬢綾倉聡子(あやくらさとこ)が
自分に惹かれているのをいいことに、
聡子の将来を滅茶苦茶にした挙句自分も自滅する物語です。
…他に語ること? …無いような。←オイ
というのはあんまりなので、もう少し粗筋をば。
侯爵松枝家の令息清顕は、何不自由なく育ったが故、少々我侭でひねくれ者。
幼馴染の侯爵綾倉家の令嬢聡子が自分を盲目的に慕ってくれるのも
天邪鬼な気質が災いして受け入れられない。
清顕は何とかして聡子を他の男とくっつけようと画策するも、
聡子にはそんな態度が全て清顕の奥底にある聡子への気持ちだということは
お見通しで全て失敗。
ある雪の日、聡子に誘われて雪見の馬車に乗った清顕。
聡子に誘われるようにくちづけするも、そんな自分にも腹立たしい。
やがて父親松枝侯爵主催の舞踏会で、宮家の三男が聡子を見初める。
清顕の気持ちを確かめたくて聡子は何度も手紙を認めるが、
天邪鬼な清顕は返事をすることが出来ない。
そして聡子に届く宮家からの勅許。
聡子の将来は決まってしまった。
聡子が手の届かない存在になる。
そうなって初めて、聡子への気持ちに気付く清顕。
以前に届いた聡子からの手紙を楯に、強引に関係を結ぶ。
何度も関係するうちに、聡子に妊娠の兆候が…
慌てる周囲の大人達。
聡子は最後に清顕に会うことも叶わず、大阪へ堕胎するために旅立ってゆく。
松枝家執事、山田の取り成しで新橋駅を駆ける清顕。
聡子の名を叫びながら追いすがる清顕に、
聡子は一枚の百人一首の札を渡すのだった。
「少し」じゃなくなっちゃった(汗)
この後、奈良に立ち寄った聡子。
清顕に二度と会えず、子供も殺されてしまったことに絶望し、そのまま出家。
ようやく追い縋る清顕だったが、その体は既に病が進行していた…
なんだかね。
綺麗なストーリーのように見えますがね。
アンタが最初ッから聡子に好きだと言っておけばこんなことにならんかったんだよ。
アンタの我侭で聡子は二度と俗世に戻れず、アンタも死んで家も台無し、
宮様だって世間的に大恥曝しさ。
…としか思えなかったよ。
上映時間長くて腰とシリが痛かったし(涙)
原作では、清顕が死んだ後のストーリーが続きます。って読んで無いけど(苦笑)
映画では縮小された友人・本多が、「その後の清顕」を見届ける、
重要な役割を果たしているそうな。
やっぱね、
四部作は四部作だから意味があるんだよ。
一部だけを切り取って完結、ってのは無理があるんだよ。
納得行かないトコ多過ぎだもん。
まー、アレです。
行定サン御自慢の綺麗な映像だけ楽しんで下さい。
では♪
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