★椿屋シネマ倶楽部のネタバレ映画レビゥ★
 
ナイロビの蜂
 
 
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ダニー・ヒューストン 他
 
粗筋:ケニア赴任中のイギリス外交官ジャスティン(ファインズ)の妻テッサ(ワイズ)は
難民救援活動を熱心に行う情熱的な女性。
ガーデニングを愛する穏やかなジャスティンはその強さに戸惑うこともしばしば。
ある日テッサは活動のためロキという街に向かう。二日後に帰るはずだったのに、
帰ってきたのは文字通り見る影も無い無残な遺体だった。
 
強盗に殺されたという公式見解をどうしても信じられず、独自に調査を開始する夫。
やがて浮かび上がる「病んだアフリカ」とそれを食い物にする欧米の企業の構図。
そして貧しい人々を利用した人体実験という事実が見え始めたとき、
ジャスティンにも命の終わりが迫っていた。
 
 
 
 
 
レイチェル綺麗っ。
 ↑あー始まったよスナコの女優好きが(汗)
 
テッサは冒頭すぐ殺されちゃうんだけど、ジャスティンの思い出の中で、
何度も蘇ってその魅力的な表情を見せてくれます。
 
コンスタンティンのときは翻弄されるだけ、って気がしなくもなかったけど、
この映画では自分の足でしっかりと立つ女性を演じてます。
いいなー。どっちもスキ(オイ)
流石アカデミー賞。とか言ってオスカーの何たるかを語る力量は無いんだけど。
 
 
テッサが殺されて以降、ジャスティンは一気に変わります。
それまではただ穏やかな毎日を好むタイプだったのに、
妻が何を追っていたのかを解明するべく奔走するのです。
そして命を賭して妻の仕事を完遂しようとするのです。
 
追求するごとに立つテッサについての悪い噂。
だけどそこからははっきりと、ジャスティンへの愛情が浮かび上がる。
愛するが故に、守りたいが故に、何も告げなかったテッサ。
ジャスティンはその愛に包まれながら、彼女に近づいていく自分を感じる…
 
 
★本当のネタバレにつき注意★
ラストシーン、自分を殺すためにやってくる男たちを背に、
トゥルカナ湖畔で「テッサ…」と呟くジャスティン。
まるで彼女が迎えに来た、或いは、隣にいるような表情で。
 
本当に綺麗でした。
★ネタバレ解除★
 
 
 
 
 
「ニュー・ワールド」もそうだったけど、
豊穣の大地を守る者と、文明の名の許に破壊する者。
どうしても後者=白人が愚かしく見えてしまいますね。
やってることは日本人もきっと同じなんだろうけど。
 
何か切ない。
何か出来ることはないんだろうか。
 
取り敢えず、
「ワンクリック募金」やっときます。無職無収入なもんで(汗)
 
 
 
★スナコ的評価:9点。 パンフレットの趣向もイイです。
 
 
 

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