今現在三十路半ばな方々なら同じ気持ちになれそうな。
 
 
 
★椿屋シネマ倶楽部のネタバレ映画レビゥ★
 
8/11鑑賞 「好きだ、」 ←イヤほんとに「、」が付くんですヨ
 
  
出演:宮崎あおい、瑛太、永作博美、西島秀俊 他
 
粗筋:秋田県大館市(とは言明されない)の高校生、ユウとヨースケ。
お互いを想いあってはいるものの、ちょっとした誤解でユウはヨースケが
ユウの姉を好きなんだと思い込んでいる。
野球部を引退し突如ギターに打ち込みだしたヨースケ。それを毎日見守るユウ。
近づき、すれ違い、また近づき…
そんな毎日は、ユウの姉が事故にあったことで突然終わった。
 
そして17年後。
東京で働くヨースケの許に、仕事の都合で偶然ユウが現れる。
2人は時間など関係なく、急速にその距離を縮めていくが、
やはりお互いの微妙な誤解は残ったまま、たった一言が言えずにいる…
 
 
 
 
 
 
 
や、好きです。こういうお話。
 
所謂「青春」と言われる時代に、携帯とかネットとかを体験してるひとと
そうでないひとでは、決定的に評価が分かれると思うけど。
 
ワタシは前者なので。
言いたくても言えない気持ちを抱える、その苦しみと悲しみと痛み、
そしてそういう気持ちになれることの幸せと喜び。
スクリーンから物凄く伝わってきます。
 
今みたいに、連絡出来ない状況が有り得ないってのは、ある意味不幸かと。
逢えない時間がたくさんあるだけ、相手の事を想い、気遣うことが
出来るひとになれるような気がするのです。
 
今のひと達は簡単に個人間で連絡が取れちゃって、思い立ったら即実行。
だから「相手に対する思い遣り」、ひいては「想像力」が激しく欠如してるんだよ。きっと。
 
それで思い通りにならないから、って簡単に殺しちゃったりするんだ。
殺したって相手が手に入る訳じゃない、ってことに想像がいかないから。
相手の家族に恨まれ、自分の周囲の人間に悲しまれ、疎まれ…
 
そこまで考えが及ぶようなら世の中の殺人も結構減ると想うんだけどなぁ。

 
 
 
いやいや、ちと語りすぎました(照)
 
そんな訳で、観終わったあとにちょっとほわんとした気持ちになれる映画でした。
出来ることなら、もう一度、あんな「もどかしさ」を味わってみたい。
 …無理だけど(泣笑)
 
 
★スナコ的評価:8点。 でも好き嫌いはきっと両極端。
 
 
 
 
余談:ワタシの前に居たおばさんふたり。
劇場入っても帽子を取らない。ミニシアターだから結構邪魔なのに。
おまけに上映中に舟漕いでる
後ろから見てると、ふたり揃ってこっくりこっくり、同じ方向にアタマが動く
すげー気になるんですけど。
 
てか金払って来てるから許されると思ってる?
劇場にも、映画を作った全ての関係者にも、他の観客にも、激しく失礼だ。
寝るんなら出てけッ。ったくよぅ。
 
 
 
あっ、爽やかな気分がっ(汗)
 
 
 

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