★椿屋砂吉のネタバレ映画レビゥ★
 
※まとめてどん、なので出演・粗筋なとは割愛する場合もアリ。
 
 
 
 
 
★人は単純に「白」「黒」だけでは有り得ないというお話。
 
ブラックブック」 5/19鑑賞
 
<出演>カリス・ファン・ハウテン、セバスチャン・コッホ、トム・ホフマン 他
 
<粗筋>ナチス占領下のオランダ。ユダヤ人のラヘル(カリス)は南へ逃亡を図るが、
家族や他のユダヤ人と共にボート上で激しい銃撃を受け、仲間は全滅。
水中に逃れたラヘルはレジスタンスに協力する農家に助けられ、
家族を売り、殺した連中への復讐を誓い、レジスタンスの仲間になる。
しかしスパイとして送り込まれたナチス幹部の許で、彼の意外な優しさに触れ、
次第に愛情を抱いていく。任務と相反する感情で揺れる彼女。
 
何故か筒抜けになる作戦。二転三転する容疑者。
一体誰が本当の内通者なのか。
それが分かったとき、彼女は「黒」を選ばざるを得なかった…
 
<感想>
本当は「眉山」を観に行く予定で、「2週間限定公開」の文字につられて、
ついつい飛び込んだ1本。
だけど観て正解!凄くいい作品でした。
監督はポール・ヴァーホーヴェン。大作もたくさんありますね。
カリスの演技も素晴しくて、もうほんとに満足。
どうでもいいけどエンド・クレジットで彼女の名前を見て、
「バンホーテン(有名なココア)…」と思ったのは内緒ダ!

 
にしても、争うことの虚しさを痛感しますね。
話の展開も容赦無くて、最後まで「実は恋人が生きてた」的な
望みを抱いてしまっていたワタシの思いを見事に砕いてくれたし。
現実はそんなに甘くない、ってか。うん。
 
砂吉評価:8点。観ておいて損は無い。と思います。多分。←だんだん弱気
 
 
 
 
 
★分かり合うことの難しさ。
 
バベル」 5/12鑑賞
 
出演・粗筋割愛。
 
<感想>
観た後の感想が恐らく両極端になりそうな映画。
実際ワタシの担当美容師さんは「面白くなかった」と言ってたし。
けどワタシ自信は間違いなく「いい映画」だと思った訳で。
 
モロッコとアメリカとメキシコと日本で起こるそれぞれの問題。
それがやがて糸で結ばれるように繋がっていく様は、
観ていて鳥肌が立つほど巧妙に作られていましたね。
僅かに時間軸をずらしてあるところも秀逸。
 
夫婦、兄弟、親子。
共通言語があっても無くても、通じない時はある。
その「分かりあえなさ」が、何でもないようなことを
大きな事件にしてしまうこともあったり…
 
ああもう、何だかんだ言うよりも観て欲しい。
あの「分かり合えない虚しさ」と「分かり合うえたときの喜び」を
実際にスクリーンで味わって欲しい。
 
…大袈裟かな(汗)
 
最後のシーン、あの父娘のシーンでは本当に胸に迫るものがあります。
前方の客がハナ啜ってたしな。
 
 
砂吉評価:9.5点。言うことはあるまい。
 
蛇足:ワタシは光過敏症の気があるので例のシーンでは俯いてました(苦笑)
 
 
 
 
 
 
 
と。
晩ご飯だ。
 
続き…書けるかな(汗)
 
 
 

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