去る9月27日、
17年7か月一緒に過ごした、
我が家の犬「チェリー」が彼岸に渡りました。
まともに本名で呼んだことなんてあんまりなかったので、
以後の呼称は通称の「ちぃ」にしますが。
ワタシがまだ関東ぐらしだったころ、
前の雑種犬「コロ」を15歳目前で亡くし、
さびしい思いをしていた父が衝動買いした犬でした。
電話で恥ずかしそうに、でも嬉しそうに
「買っちゃった(飼っちゃった)」と話す父の声を
未だに記憶しています。
綺麗なシェルティでした。
よく「ラッシー!」と声を掛けられ、
その度に「コリーじゃないんだけど…」を心の中でツッコミ。
散歩嫌いで内弁慶、飼い主だろうと平気で噛む、
大変なわがまま犬に育てた父が遺したもののひとつ。
最後には、
認知症と脳腫瘍を患い、
立つこともままならなくなり、
徘徊とけいれんと夜啼きを繰り返し、
主に面倒を見ていた母を困らせていた彼。
それでも母は「お父さんが遺した子だから」と、
夜中でもなんでも起きて面倒を見ていました。
だけど、
母が姉の家に手伝いに行くのと旅行とが重なり、
ワタシでは面倒を見られないので入院することになり、
そこで大きな発作を起こし、
食事も取れず毎日点滴の生活になり、
獣医さんから安楽死を薦められました。
迷うことはありませんでした。
発作に苦しんでのたうちまわる姿は見るに忍びなく、
何より既にワタシ達が飼い主かどうかも判らなくなっていて、
何をされるにも彼にとっては恐怖でしかなく、
そんな状態でただただ生かされているのは辛いから。
きっと、向こうでは、
彼が何をしても許してくれていた父が
迎えてくれているでしょう。
もう苦しむことも無く。
彼が、ちぃが、ウチに来て幸せだと思ってくれたらいいなぁ。
それだけが、ちょっと気懸りです。
綺麗に片付けられた玄関。
そこにはもう、彼のいた面影はありません。
帰宅するたび、「居なくなったんだなぁ…」と
再確認する毎日です。
さよならね、ちぃ。
長い間ありがとね。
17年7か月一緒に過ごした、
我が家の犬「チェリー」が彼岸に渡りました。
まともに本名で呼んだことなんてあんまりなかったので、
以後の呼称は通称の「ちぃ」にしますが。
ワタシがまだ関東ぐらしだったころ、
前の雑種犬「コロ」を15歳目前で亡くし、
さびしい思いをしていた父が衝動買いした犬でした。
電話で恥ずかしそうに、でも嬉しそうに
「買っちゃった(飼っちゃった)」と話す父の声を
未だに記憶しています。
綺麗なシェルティでした。
よく「ラッシー!」と声を掛けられ、
その度に「コリーじゃないんだけど…」を心の中でツッコミ。
散歩嫌いで内弁慶、飼い主だろうと平気で噛む、
大変なわがまま犬に育てた父が遺したもののひとつ。
最後には、
認知症と脳腫瘍を患い、
立つこともままならなくなり、
徘徊とけいれんと夜啼きを繰り返し、
主に面倒を見ていた母を困らせていた彼。
それでも母は「お父さんが遺した子だから」と、
夜中でもなんでも起きて面倒を見ていました。
だけど、
母が姉の家に手伝いに行くのと旅行とが重なり、
ワタシでは面倒を見られないので入院することになり、
そこで大きな発作を起こし、
食事も取れず毎日点滴の生活になり、
獣医さんから安楽死を薦められました。
迷うことはありませんでした。
発作に苦しんでのたうちまわる姿は見るに忍びなく、
何より既にワタシ達が飼い主かどうかも判らなくなっていて、
何をされるにも彼にとっては恐怖でしかなく、
そんな状態でただただ生かされているのは辛いから。
きっと、向こうでは、
彼が何をしても許してくれていた父が
迎えてくれているでしょう。
もう苦しむことも無く。
彼が、ちぃが、ウチに来て幸せだと思ってくれたらいいなぁ。
それだけが、ちょっと気懸りです。
綺麗に片付けられた玄関。
そこにはもう、彼のいた面影はありません。
帰宅するたび、「居なくなったんだなぁ…」と
再確認する毎日です。
さよならね、ちぃ。
長い間ありがとね。
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